幸福な風邪

「風邪ひいた〜」
そういう男友達に「大丈夫?」と心配していた私。
その心配の感情は友達以上のものでした。
私は彼の事を「友達」としては思っていなかったんです。
もちろん、最初はただの「気の合う友達」の中の1人にしか過ぎませんでした。
色々と共感できる部分を感じていくたびに私は彼に惹かれるようになっていきました。
一方彼は、友達としての姿勢を崩す事がなかったのと
私自身、その関係を抜け出す勇気がなかったため(苦笑)
友達としての関係を続けていたんです。
出会い系を引いたと、あきらかに様子の違う声で電話がかかってきた時、今にも駆け出したいような気持ちでいっぱいでした。
「大丈夫?暖かくするんだよ?もし何かあったら呼んでくれても構わないからね?」
友達として「ギリギリ」のラインの物言いだったと思います。
その時彼は
「ちとハシャギ過ぎたかもしれないなあ」
咳き混じりにそういう彼。
「また飲みすぎた〜?」
そう聞く逆援助完全無料サイト
「いや、寒いのにさテーマパークで並ばされて・人だらけで・・・もう2度と行きたくねぇ」
そう小さく笑いました。
その時全て分りました。
彼に好きな人ができたこと。
その人との関係は順調に進んでいる事。
そして何よりも、風邪を引いたことさえも「幸せ」を感じているような彼の言い方。
「お大事にね」
そういって私はセフレを切りました。
彼にとっては「幸せな風邪」。私にとっては「最悪の報告」でした。
そうしてヒッソリと私の恋は終わりました。

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